水の音にこころ寄せて
連日の夕立に雷鳴が混じり、夜にはリビングでも虫の声が聞かれるようになりました。私たちが願えども時が歩みを止めることはなく、早くも季節の変わり目となりつつあるようです。
本日は朝から雨がふり続き、外気温も低く、演奏会にご参加くださった方の多くが長袖のカーディガンやジャケットをお召しになっていました。
古くからの言い伝えや神話の世界のような雰囲気の作品が2曲、3曲と続きます。
降り続く雨にしっとりと湿りを帯びた空気。いつもより少し青い部屋の影。
プログラムが全て終わる頃には、同じ場所に居ながら一層違う世界を旅して帰ってきたような不思議な気配が部屋を満たしていて、皆さま深く、息をついておられました。
音が零れ落ちて水面を揺らし、ひたひたと足もとまで満ちてくる。雨天ならではの音色をお聞きいただきました。
~本日のプログラム~
ショパン:ノクターン第2番 作品9‐2
サン=サーンス(ガルバン編曲):動物の謝肉祭より第13曲「白鳥」
フォーレ:シシリエンヌ 作品78
ラヴェル:水の戯れ
ドビュッシー:前奏曲集 第2集より第8曲「オンディーヌ」
ドビュッシー:映像 第1集より「水の反映」
奏者は宮崎真理子様です。ありがとうございました。
パルムドール学園南
お問い合わせはフリーダイヤル
0120-00-5600
〒631-0034 奈良市学園南3-13-14
https://gakuenminami.palme-dor.com